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Text File  |  1996-03-26  |  13KB  |  110 lines

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  8. >はじめに
  9.  やれやれ、ShareWareとしてこいつを発表してからあっという間に一年が経ってしまいました。今回のバージョンでは、いくつかの新機能を盛り込んであります。相変わらずNTX-Jのバグについてはなんの進展もないのだが、これについては誰も(笑)質問をしてこなかった。
  10.  上の絵は(アプリケーションのアバウト画面も)面倒なので細かい直しはしませんが,実はこのドキュメントと一緒に配布しているのはV1.1.2になっています。どこだかの原稿で「最近頻繁にアップデートするFreeWare,ShareWareが多すぎる。もっと腰を入れてデバッグしたらどうか」とか偉そうに書いていたフジモトというヒトがいますが(笑),医者の不養生というか紺屋の白袴というか,偉そうにヒトに説教を垂れているとこのザマであります。
  11.  V1.1.1では1.1で追加したはずの新機能「Allow reader to copy ...」が実際にはウチのデバッガでしか動作していなかった,というマヌケなバグをフィックスし,ResComapreでPatchを作って再度アップロードしたら,このResComareは古いバージョンでデータフォークにあるPPC用のコードを変更しないというのを忘れていた,というボーンヘッドが見つかりました。他にもPreferencesを一回変更するともう二度とPreferencesのダイアログを開けない,というバグがあり,これをフィックスしてV1.1.2であります。まったくお恥ずかしい次第です。
  12.  なんか書けば書くほど恥の上塗りになりそうなので、前回のバージョンの「はじめに」をこっから続けておきます。
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  14. >前回のバージョンの「はじめに」
  15.  DocFreezerを最初に作ったのは1993年の夏であります。日本語版のシステムに付いてくるTeachTextと、英語版のそれの仕様が違うのに腹を立てて、「とにかく正しい位置に絵が出るプログラムでいつでもちゃんとドキュメントが読めるようにしたい」と思って作ったわけね。
  16.  1994年、PowerPCを搭載したMacintoshと共に、TeachTextのアッパーバージョン、SimpleTextが手元にやってきました。Styled TextEditを使ってFontもTypefaceも変えられるようになりました。しかしであります、やっぱりと言うかまたしてもと言うか、日本語版と英語版は絵の扱いが違うのです。連中はとことんスットコドッコイだったのだよ。
  17.  英語版のSimpleTextは0xCAのコードがあればところかまわずResource Forkに入っている絵を表示してしまいます。日本語の2バイトコードの中には、2バイト目が0xCAの文字が結構あるのね。で、これを避けるためだろうけど、日本語版のSimpleTextは行頭で0x8140(全角のスペース)に0x0Dが続いたときと、行頭に0xCAがきた時だけに反応するようになってんの。そうぢゃないだろ、アメリカに言って「行頭以外の0xCAを無視させる」のが根本的解決策ではないか。おたんこなすめ。しかも仕様と言うかバグというか0x8140と0xCAが混在すると片方しか絵を出しやがらない。おまけにだ、0x8140と0xCAで後者の方が絵の表示場所が一行分「高く」なってしまうではないか(J1-1.0で確認)。ちょっとひどいぞ、これ。
  18.  しょうがないのでSimpleTextのドキュメントを扱えるようにDocFreezerを改良しました。で、DocFreezer-IIとしました。そうしてShareWareにしたわけです。
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  20. >DocFreezer-IIv1.1の使い方
  21.  DocFreezer-IIは基本的にはDrag & Dropで使うプログラムです。'TEXT'、または'ttro'の形式のファイルをDrag & Dropすると、Self-Open-Documentにして吐き出します。別にTeachText、SimpleTextのドキュメントでなくてもTEXTファイルであれば使えますが、文字部分のサイズは32Kを越えることが出来ません。
  22.  ドキュメント内の、「行の先頭にある0xCA+0x0D、または0x8140+0x0D、それから(たぶん英語版でも日本語版でも正しい位置にPICTを出すための工夫だろうけど、そうしているドキュメントがあったので)0xCA+0x8140+0x0Dおよび0x8140+0xCA+0x0Dを見つけるとPICTを表示する」という仕様になっています。私としては、SimpleTextで編集するとき不便なので、0x8140をオススメしておきますが。
  23.  でき上がったSelf-Open-Document(このファイル自身がそのサンプルですが)は、印刷の機能だけを持っています。Drag & Dropしないで、DocFreezer-II自身をダブルクリックで起動すると、「File」メニューと「Edit」メニューだけが用意されています。
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  32.  「File」メニューには、「Freeze...」と「Old Document -> DF-II...」と「Quit」しかありません。「Freeze...」を選ぶと、ファイルを選択するダイアログボックスが出てきて、そこで選んだファイルをSelf-Open-Documentにします。「Old Document ->DF-II...」というのは読んで字の如く、古いバージョンのDocFreezerで作成したSelf-Open-DocumentをDocFreezer-II v1.1の形式に変更するメニューです。この機能(古いので作った奴を新しいバージョンにする)というのはDrag & Dropではできません。すいません。
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  45.  「Edit」メニューにはお約束の「Undo」以下のアイテムに加えて、「Preferences...」というメニューがあります。そうそう、忘れるところだった。SimpleTextで「サウンド」というメニューから「録音...」というのを選ぶと'snd ' Resourceが一個だけドキュメントにくっつけることができます。これもDocFreezer-IIで作ったファイルにはくっついて、再生することができるようにしました。あんまり使い道もないように思いますが。
  46.  で、「Preferences...」を選ぶと下のようなダイアログボックスが出てきます。
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  66.  上の2つのラジオボタンは、Self-Open-Documentにした元のファイルをどうするか、を指定するためのものです。「Leave original TEXT file」を選ぶと、元のファイルはそのまま残して、そのファイル名に「.sod」というのをくっつけた名前のSelf-Open-Documentを作ります。「Remove original TEXT file」を選ぶと、元のファイルは消しちゃって、同じ名前のSelf-Open-Documentを作るわけ。
  67.  v1.0では「Remove original TEXT file」が選ばれていて、しかもそいつがオープンされていると中間ファイルを吐き出して終わっていたけれど、V1.1でこの部分を修正、「.sod」をくっつけて保存するように変えました。
  68.  下にある「Warn on removing resource(s).」というチェックボックスは、元のファイルが'PICT'、'styl'、それから'snd '以外のResourceを持っていたとき、そういうのは消されちゃうんだけど、「消しちゃうけどいいの?」と一応警告を出すかどうか、という設定です。これらの設定はPreferenceファイルに保存されて、Drag & Dropの時にもその設定でコトが行われます。
  69.  その下の「Use Index Menu...」というのは、「Mark Character:」のところに指定された一文字で始まる行の冒頭部分をSelf-Open-Documentの「Index」というメニューに組み込む機能です。そしてそのメニューを選ぶとその位置にジャンプできると、こういう仕掛けね(このドキュメント自身にこれを使っていますから、判りますよね)。なお、この「Mark Character:」に2バイト文字を認めるようにしろ、という希望が多かったのでv1.0で対応しました。言ってみるもんでしょ?
  70.  v1.1から追加されたのが一番下の「Allow reader to copy text to clipboard」で、これをオンにしておくと、でき上がったSelf-Open-Documentで、テキストの中味を選択し、「Edit」メニューの「Copy」だけを選べるようにします。ほら、ShareWareのDocumentなんかで、住所だけCopyして持っていきたい時があるでしょ? あれができるようにします。オフにするとできないように作ります(当り前か)。
  71.  ついでながら、こいつはv1.0のときからFAT Binaryで、PowerMacintoshではNative Modeで動作します。もともとたいして時間のかかる処理ぢゃないので、効果を実感できるわけぢゃないんだけど、気はココロです。こいつで作ったドキュメントもFat Binary(PPCのコードをResourceとして持ちます)になります。v1.0を収録したあるCD-ROMつきのShareWare本では、「PPC対応 -」となっていて(「NetMac」パシフィック・ハイテック社)、痛く傷つきました。ちゃんとドキュメントを読んで書けよな。
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  73. >現在判っている問題
  74.  いまのところ判っている問題として、一番大きなものにLeaserWriter NTXでプリントを行うと一部の文字がすごく小さく印刷されてしまう、というのがあります。これが、ドキュメントによっては起こらなかったりするし、またドライバーが英語版だと起こらないとか、とにかく皆目見当がつかない状況です。誰かNTXでだけしなくちゃいけない何かをご存じでしたら教えて下さい。試した他のプリンタでは(HP DeskWriter550C、LeaserWriterSelect300、OKI Microline810など)こういうことは起きませんでした。NTXでも、QuickDraw GXを使うと大丈夫です(何故だ?)
  75.  あと、これはオレのせいぢゃないと思っているのだけど、私の環境でQuickDrawGXをインストールしたMacintoshからHPのDeskWriter550CにPrintをさせるとドキュメントで指定されたアンダーラインが印刷されません。GXを入れられないClassicIIから印刷すると大丈夫なので、なんか深いところに原因がありそうです。
  76.  なんといっても印刷は、他のプリンタで試せないままでいるので、まだバグがいる可能性があります。なんかありましたらレポートください。たぶんバグ・フィックス版のテストをお願いします(プリンタなんていくつも買えないもんね)。
  77.  あ、まだあった。Styleをたくさん使ってドキュメントを作ると(特にIntalicはよくない)、ClassicII程度のマシンでは気の遠くなるほど表示が遅くなります。ほどほどのところで妥協しましょう。
  78.  もうひとつあった。SimpleTextでは、印刷のときページにPICTがまたがって印刷されてしまいタイヘン見にくい思いをします。そこでDocFreezer-IIで作るドキュメントは、PICTがそのページに入らないと改ページします。ここまではいいんだけど、もし、印刷する紙より縦に長いPICTを貼り付けると、永遠に改ページを繰り返して印刷が終わりません(笑)。これには気をつけてください。こりゃオレのせいかな?
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  80. >1年間のShareWare報告
  81.  この1年間でShareWare Feeを払ってくれたヒトは49人でした。ニフティのヒトが46人。アサヒネットのヒトが2人。あとの一人は現金書留で1,000円をわざわざ送ってくれたある企業なんだけど、担当者の名前がなく、ネットワークのIDもない。社長の名前だけがハンコで押してある(笑)。しょうがないので、社長宛にバージョンアップの知らせを送りますがちゃんと届くかな?
  82.  いろんなヒトから、「フジモトさんもパスワードをつけて、お金を払わないと全部の機能が使えないようににした方がいいですよ」とも言われでいます。でも、面倒なのでそういうことはしません。そんなんだったら私は皆さんを信じるほうを取ります(笑)。そういうわけで送金してくださった方にいちいち挨拶だの御礼だののメールは出しません。あしからず。
  83.  過去のバージョンにビールなりお金なりを送ってくれたヒトはこのバージョンに関してなんら支払いをする必要はありません。ネットワークのID(インターネットのおかげで大概のところへ送れるようになった)を持っているヒトにはメールで新しいバージョンの知らせを送りました。それ以外のヒトはハガキ…これから私に直接なんか送る人は(持ってるなら)ネットワークIDを書いておいてください。ハガキの方はそのうち嫌になってやめちまうかもしれないから(笑)。
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  85. >送金の仕方(ニフティ)
  86.  一応ShareWare feeは¥1,000です。送金の仕方はこうです。ニフティに入って「GO SWREG」とやるとメニューが出てきます。3の「送金コーナー」に入って(ここの2番が上に書いた「SWINFO」になってるわけね)、2の「サービスに入る」を選び、このシェアウエアの「SW番号:1182」を入力すれば送金できます。これまた聞くところによると、この送金コーナーで送金するのにわざわざComNiftyとかで自動運転してしくじって、二回も三回も同じのに送金してしまう人がいるそうです。まぁそう言ってくれれば返金には応じますが(と言ってもニフティのアクセスギフトくらいだな、面倒だから)、手数料分はニフティに取られてしまうので、馬鹿馬鹿しい限りです。横着しないで手でやりましょう。その月のアクセスの課金に上乗せされます。
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  88. >送金の仕方(ニフティ以外)
  89.  それから、ニフティに入ってない方や、ニフティに入っててもクレジットカード決済ぢゃないためにこのサービスが利用できない方は、下にある住所にビール券2枚(1枚660円なので少々割高になりますが、総額で現金書留よりは安いということでご勘弁を)を送ってください。どうせこれは読めないだろうから(読めるヒトもいるか)ここに書くのはちょっとヘンだけど、海外からは判りやすく$10(USドル)とします。
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  91. >おしまいに
  92.  このプログラムを雑誌、書籍などに掲載する場合には事前に連絡し、事後に掲載誌などをお送りくださるよう手配をお願いします。このソフトウエアはShareWareですが、たとえFreeWareであったとしても、著作権の放棄が制作者によって明示されている場合を除いては、そのプログラムのコードのみならずアイコン、アバウト画面に関しても出版その他の権利は制作者に帰属します。無料配布のリーフレットならともかく、その売り上げで米を買う以上、ことは礼儀云々の話ではありません。こうしたことを軽視される向きには失礼ながら中指を立てて対処対応させていただきますので御了解ください。また、私自身がアップロードした場所以外への転載については事前の了解なくパッケージの形式を変えないこと、転載後にメールなどで連絡することを条件に自由とします。できればビールなり何なりを送ってくれる人の多そうなところへの転載をお願いします(笑)。
  93.  それから、こうしたドキュメントの文章はけしからん。もっと真面目に書くべきだ、と怒る人がたまにいますが、そうお思いになるヒトにはこのソフトを使っていただかなくて結構ですので、私にメールなどよこさないようにお願いします。たいした必然性もなく、お互いに不愉快になると判り切っていることをするヒトのことを日本語では「馬鹿」と言います。よろしく。
  94.  最後になりますが、いろんな要望やバグレポートをくださった皆さんに感謝します。
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  96. >BUG-Reportの送り先:
  97.  以下のアドレスにメールでお願いします。アサヒネットの下に私のHome Page(http://www.asahi-net.or.jp/~xx5h-fjmt/index.html)があり、このソフトはそこでも公開しています。その場合はHome Pageの「Mail to」を選んでもらえると楽です。
  98. <pgb00074@niftyserve.or.jp> or <xx5h-fjmt@asahi-net.or.jp>
  99.  または、ニフティ FMACPROの「Debug Folder」に書き込んでください。最後の最後にたぶん質問が来ると思うので先回りしておくと、このドキュメントはところどころ色をつけて表示していますがこれはSimpleTextのメニューではできません。ResourceEditorの類で'styl'リソースをいぢるか、Alessandro Levi Montalcini氏の「SimpleText Color Menu」を使いましょう。後者は確かニフティのFMACUSだかにアップロードされています。ほんぢゃ。
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  101. >ビール券またはお金の送り先:
  102. 〒153
  103. 東京都目黒区目黒4-13-14-201
  104. 藤本裕之
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  106. Copyright (c) Hiro Fujimoto, 1993-1996. All rights reserved.
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